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パスポート申請に必要な身分証明書
パスポートを新規で発行(更新)するには、申請者が本人かどうか確認する為の書類が必要になります。
必要書類と一口に言っても、職業(会社員、公務員、自営業、主婦)や年齢(赤ちゃん)、属性(生活保護受給者)などによってそれぞれ身分を証明するものが異なり数も多いため、自分はどのケースにあてはまるのか分からない方もいるかもしれません。
ここでは、3つのタイプに分けて紹介します。職に就いていなかったり、生活保護などで身分証明書がない場合も、準備できますのでご安心ください。
自分の場合はどの身分証明書を準備すればいいか、確認してみましょう。
運転免許証などは身分証明書として1点のみで有効になりますが、お持ちでない方は2点身分証が必要になります。
下記にまとめてみました。
A:1点で良い身分証
- 運転免許証
- 船員手帳
- 海技免状
- 猟銃及び空気銃所持許可証
- 戦傷病者手帳
- 宅地建物取引士証
- 電気工事士免状
- 無線従事者免許証
- 身体障害者手帳(写真付き)
- 官公庁職員身分証(写真付き)
- 住基カード(写真付き)
Aの項目書類がない方は下記項目のBから2点もしくはBとCの各1点を準備してください。
B:この項目から2点
- 健康保険証
- 国民健康保険証
- 共済組合員証
- 後期高齢者医療被保険者証
- 国民年金証書(手帳)
- 厚生年金証書(手帳)
- 船員保険年金証書
- 恩給証書
- 共済年金証書(手帳)
- 恩給証書
- 介護保険被保険者証
- 印鑑登録証明書(この場合は登録している印鑑も必要になります)
C:この項目から1点+Bからも1点
- 会社の身分証明書(写真付き)
- 学生証(写真付き)
- 在学証明書
- 失効旅券
- 本籍地の市町村発行の身分証明書
- 公の機関が発行した資格証明書(写真付き)
- 所得証明書
- 乳幼児医療受給者証
- 母子手帳(小学生以下)
- 療育手帳
免許証も保険証もない場合はどうしたらいいの…?
例えば、生活保護の方が身分証としてAの項目で提出できる書類は限られていますよね。
そもそも車両が持てないわけですから、運転免許証を持ってない場合は、住基カードなどを作ってもらうことになると思いますが、その場合は役場で申請してからおよそ1週間かかるそうです。
住基カードを作る際にも身分証明書が必要になりますし、住基カードが出来てからパスポートを申請すると、発給までには半月かかってしまうことになります。そんなに時間もかけたくありませんよね。
ではBの項目を見てみると、どうでしょうか。社保や国保などの保険証ももっていませんからそれも提出が難しいと思います。
身分証明書を持っていない場合の準備方法
生活保護受給者の方の場合
その場合は保険証の代わりになる、【生活保護緊急受診証】というカードがBの健康保険証の代わりとして1点成り立つと考えられます。
残りはCの中の【本籍地の市町村が発行している身分証明書】や【所得証明書】などを1点準備できれば、本人確認に必要な書類は揃えられます。
乳幼児・赤ちゃんのパスポートを作るには
乳幼児などもAから1点用意するのが難しいと思いますので、例えばBの【健康保険証】から1点とCの【乳幼児医療受給者証】や【母子手帳】などを1点準備するといいでしょう。
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