国内や海外での旅行をする際にぜひ活用していきたいマイレージですが、使い方次第でお得度がかなり変わってきますので、今回はお得な活用術をお伝えしたいと思います。
これから紹介する、貯めたマイルを最大限お得に活用する方法を使えば、普段は手の届きにくいビジネスクラスでの優雅なフライトや、仕事終わりでも使えるマイルでの素敵な旅などができるようになります。誰でもできる簡単な方法なので、ぜひ使ってみてくださいね。
目 次
マイレージ・マイルの仕組み
まず、マイレージという制度ですが、これは航空会社が発行しているポイントのことで、航空会社に会員登録すれば誰でも加入できる制度のことです。マイレージは飛行距離に応じてマイルを獲得することができ、それを貯めると特典航空券と交換できるので、旅好きの方にとってはとてもありがたい制度です。
そして最近では、JALが加盟しているワンワールドグループやANAが加盟しているスターアライアンスグループといったように、共通グループに加盟している航空会社であれば他社で買った航空券のマイルも貯めることもできるようになってきました。
通常お金を払って航空券を購入する場合、夏休みなどの行楽シーズンやお正月など帰省ラッシュなどの時期はハイシーズンなのでどこの航空会社も稼ぎ時のため航空券は高値になりますが、その時期とは逆に需要が低い時には航空券の値段も安いことがほとんどです。
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一方、マイレージの特典航空券の場合はハイシーズン、オフシーズン時のマイルの交換数に差はあるものの、現金で航空券を買う時ほど大した差がないのが大きな特徴です。
マイレージ特典航空券を賢く交換する3つの方法
(1)ハイシーズンに交換
つまり、航空券が高い時期(ハイシーズン)には貯めたマイルを特典航空券へ交換して使い、逆に航空券が安い時期(オフシーズン)にはお金を払って安いチケットを購入するというのがマイレージを使った一番お得な旅の方法です。
ハイシーズンの特典航空券は用意されている座席数も少なく、人気度も高いため争奪戦が予想されます。予約開始と同時に席が埋まってしまうこともある為、予約受付開始前には航空会社のホームページなどから必要事項を入力しておき、予約開始の受付時刻と同時に送信ボタンを押せる状態に整えておくなどの準備が必要になってきます。
各航空会社とも上級会員になっておくと、キャンセル待ちなど優先的に案内してくれることもあるようなので地道な努力でマイルの無料特典を使いこなしましょう。
(2)アクセスが良い人気空港で使う
マイレージを使った特典航空券は他にも色々なお得に使える活用術があります。
通常航空券を購入する場合、羽田発の航空券は成田発と比べてその利便性や飛行機の発着枠の多さから航空券の値段も高くなります。
一方でマイルの特典航空券の場合は、羽田発も成田発も同じ東京空港の扱いになるので、航空券に交換するマイル数は同じになります。
この点を活かして利便性のある羽田空港を発着するフライトに指定すれば、それだけでマイルをお得に使うことになり「付加価値」をつけて旅を楽しむことができます。
(3)滞在時間を長く使える時間帯の人気路線を使う
さらに、仕事終わりに利用できる時間帯に出発する欧米行きのフライトやハワイ路線、旅先での滞在時間を長く過ごせる早朝便などにもマイルの特典航空券は使えますので、時間を味方につけてよりお得に旅を楽しむことができます。
お得感と言えば、マイレージはビジネスクラスやファーストクラスでも使えますので、現金で航空券を購入するよりもマイルの特典航空券を使えばよりお得度も増し、エグゼクティブな旅行を楽しむこともできます。
もちろん必要なマイル数はエコノミーの倍ぐらいにはなりますが、有名ホテルとコラボしたお料理やシャンパンなど優雅な時間を過ごしながら長いフライト時間を堪能するこができるので、お金を払って同じサービスを受けるよりははるかにお得と言えます。
航空会社によっては往路はエコノミーで復路はビジネスクラスを利用するといったようにクラスを分けてマイルの特典航空券を利用することも可能なのでマイル数に応じて贅沢をしたいという方はチェックしてみてください。
要注意!事前に必ず確認しておくべきこと
マイルの有効期限
このように使い方次第でかなりお得に使えるマイルですが、せっかく貯めたマイルも有効期限が切れてしまうと1マイルも使えなくなってしまうので、使う予定がなくても必ず有効期限を確認してみて下さい。
あまり頻繁に旅行に出かけることがない方は無理に貯めすぎず、少ないマイル数で交換できる短距離の海外路線や国内路線で消費してしまった方がいいでしょう。
もしどうしても有効期限内に使いきれないようであれば、航空会社の商品券に交換するか、得点交換に足りない分のマイルを購入するという方法もあります。
また航空会社によっては1マイルでも口座から出し入れがあれば有効期限が延びるというところもあるので航空会社のHPなどで確認しながら貯めたマイルを有効的に使う方法を調べてみましょう。
経営状態が悪い航空会社のマイルを持っている場合
先ほどマイルには有効期限があるとお伝えしましたが、同じくらい注意しなければならないのが航空会社の経営状態です。
航空会社にとってマイルは借金のようなものなので、経営状態が良くないときはお客様からマイルを早く回収したい時期になります。
その為、通常よりもマイルの特典航空券が取りやすかったり、いつもより少ないマイル数で交換できたりすることがあります。実際、JALが経営破たんした時もこのようなキャンペーンをしていました。
航空会社が倒産してしまったらせっかく貯めたマイルも無価値になってしまうかもしれません。航空会社の経営状態については出来る限り情報収集しておくようにしましょう。