海外旅行では出発までに国際線のチェックイン、荷物預け入れ、荷物検査、税関・出国検査、搭乗ゲートでの受付、入国カードの記入といった手続きがあります。
また空港には出発(飛行機の搭乗時間)の約2時間前までに到着するのが一般的なルールですが、昨今ではテロによるセキュリティ強化(特に渡航先がアメリカの場合)でもう少し早く来ることを求められることもあります。
オンシーズンの場合や、セキュリティ強化で混み合う場合もあるため、初めての方は2時間30分前までに空港に到着すると、チェックイン・搭乗手続きに遅れが出る可能性はまずないので安心です。
このページでは初めて海外旅行に行かれる方が、前もって準備することをイメージしやすくなるよう説明しています。出発前に読んでおくと段取りができるのでおススメです。
目 次
チェックイン・荷物預け入れ

国際線の搭乗手続きカウンター
まずはチェックインだが、簡単に言えば航空会社に「私が乗ります。確認してください」という手続きとなります。本人であることを示す「航空券」と「パスポート(旅券)」を航空会社のカウンターで提示します。最近では、インターネットで手続きをしておいて簡略化することもあります。
特に、初めて海外旅行に行かれる場合は、予想しない場面で時間がかかったりすることも予想されますので、できれば事前に余裕を持ってネット手続きしておく方が安心でしょう。
手荷物検査

手荷物検査が混み合って予想以上に時間がかかることもあります
その後は手荷物検査があります。注意すべきなのは、ノートパソコンと液体です。検査では、X線に通すため券代のベルトコンベアに載せることになります。その時に、ノートパソコンはどんなに鞄の奥底に入っていようとも外に出すように必ず言われます。
液体は原則手荷物として機内に持ち込むことはできません。そこで容器が100ミリリットル以下で、それらを1リットル以下のジッパー付透明ビニール袋に入れる必要があります。また、ベルトのバックルやたばこ(ライターは1人1個まで)の銀紙が探知機に反応することがあるのであらかじめ外しておくことが必要です。
税関・出入国審査
次に、税関・出入国審査です。税関については持ち出す品物に「高価な外国製品や100万円相当額を超える現金など」があるかどうかなので、比較的期間の短い個人での海外旅行ではあまり関係がない方が多いでしょう。
出入国審査は、出向区において問題になることはありません。係官がパスポートにスタンプを押せば、手続きが完了します。

パスポート渡航履歴としてスタンプが押されます
[aside type="warning"]外務省からの注意喚起
子どもの落書き、メモに代わりの使用、プリクラを貼るなどした場合、不正パスポート扱いになり入出国拒否となることもあります。注意しましょう![/aside]

外務省 公式Twitter
「所持人が記載できるページは所持人記入欄(裏表紙)だけ。3ページ以下の数字と「渡航先」「追記」「査証」印刷されてあるページは旅券事務所や各国が使用するものです。」
引用:外務省Twitter
搭乗ゲートでの受付・搭乗

出発前の飛行機
その後は、搭乗券に記載されている搭乗ゲート番号とフライトナンバーを確認して移動します。
搭乗ゲートまで移動した後は、搭乗30分前までに搭乗ゲート前で待機すればよいので、時間が余った場合は軽食をとったり、飲み物を購入してゆったりするなどするとよいでしょう。※ちなみに私はプライベートの時は決まってビールを飲みながらゆったり過ごしています(笑)

海外で飲むビールはまた格別に旨い!
飛行機内で【入国カード】に必要事項を記入
機内で必ずすべきことは、「入国カード」に必要事項を記入することです。入国カードは、入国する国により様式が異なりますが、ここでは日本国内から近く、価格も割安で渡航できる韓国の入国カードを例にご紹介します。
機内ですぐ取り出せるように事前準備するもの
- ボールペン(入国カードを記入する際に使います)
- パスポート(入国カードで”旅券番号”を記入する項目があるため)
- 搭乗チケットの半券(入国カードで”便名・フライトNO”を記入する項目があるため)
- 滞在先のホテル名とホテルの電話番号
(事前にメモまたは印刷しておくか、ネットで予約した方はスマホのキャプチャを画像保存しておくと便利です)
入国カードの記入例(韓国の場合)

韓国入国カード
出典:ユートラベルノートより
http://www.utravelnote.com/korea/etc/inputcard
入国カードの記入項目例(韓国の場合)
- 日本語の漢字名を記入します。
- 旅券記載のローマ字「姓」 を記入します。
- 旅券記載のローマ字「名」 を記入します。
- 性別にチェックを入れます。
- 国籍を記入します。 (「日本」と記入しても問題ありません)
- 西暦で生年月日を記入します。
- 旅券(パスポート)の番号を記入します。
- お住まいの現住所を記入します。<※旧様式から新たに追加された項目です>
- 職業を記入します。(「会社員」や「主婦」 と漢字で記入しても可)
- 宿泊予定のホテル名(ローマ字)と電話番号を記入します。
- 入国目的にチェックを入れます。
- 入国時に利用した便名又は船舶名を記入します。
- 出発した空港名や港名をローマ字で記入します。(スリーレターでも可)
- 署名を記入します。
韓国の入国カードの記入例はこのようになっています。渡航先の国によって入国カードの様式は異なりますが、ボールペン・パスポート・搭乗チケットの半券を準備していれば問題なく記載できます。
入国カードの記入以外は特に準備することはありません。渡航先のガイドブックを読んだり、周囲の客席に迷惑をかけない程度にリラックスして渡航先までのフライトを楽しみましょう。